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 みんなのボーナスや、報酬内容も相当変わってしまいました。

 そこに対してイーロンは「未来に期待してね。今は耐えてね」と社員に言い続けるのですが、それは都合が良すぎると思いました。

 売り上げが大きく落ちた責任はイーロンにあるわけです。もしくは彼の周囲にある。それはシリコンバレーの経営者、みんなに言えることだと思っています。

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 たとえばマーク・ザッカーバーグも「メタバースだ」とぶち上げたのに、ぜんぜんうまくいっていない。そのため大きなリストラを繰り返していますが、やはりおかしい。

メタ社のザッカーバーグ氏 ©getty

 経営者と現場の乖離があまりにも大きすぎる。この20年ぐらいで特にアメリカで進んでいる状況ですが、これは問題だと思います。

「イーロンは間違っている」

 いまになって、その歪みがいろんなところで噴出している。大本である経営陣が姿勢を正さないと、いくら現場で頑張っても改善できないと思うのです。

 そう考えると、短期的には従業員を守る「昭和型の経営」がドライブしていくかもしれませんが、状況はまたすぐに変わっていくでしょう。

 たとえば、AIを中心に産業が盛り上がっていけば、すぐにTwitterの社員は自分から辞めていくかもしれない。

 そうなるまでに、いまのTwitterが人を必要としない自動化されたプラットフォームになっていればいいですが、さすがのイーロンでも1年やそこらでそれを達成するのは難しいように思います。ましてや、今のエンジニアの数では到底無理。

 私はやっぱり間違っていると思うのです。