「あんなに表情豊かな悠仁さまを初めて見た」

 大学訪問の舞台裏を、玉川学園の小原芳明理事長が明かす。

「秋篠宮殿下とは、殿下が会員の『生き物文化誌学会』の例会を玉川大で開いたことが最初のご縁。その後、教員が何度か殿下にハチの研究についてご進講に伺いました。悠仁さまも昆虫がお好きなので、9年ほど前から、いつか大学見学へ行きたいと仰っていた」

 見学後は、炊き込みご飯やバター醤油焼きなど、同大の養殖アワビを使った昼食が振る舞われ、悠仁さまはぺろりと完食された。

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 悠仁さまをめぐっては、公の場でのお姿が「無表情」と取り沙汰されたこともあった。だが小原氏は等身大の悠仁さまに、全く異なる印象を抱いたという。

「ネットで言われているような印象とは違うというか……。ずっと和やかな雰囲気で、悠仁さまもご自分で色々と熱心に質問されていました。『あんなに表情豊かな悠仁さまを初めて見た』と、番記者さんも驚かれていたとか」

秋篠宮家の説明不足や“秘密主義”

 小室圭さん(32)・眞子さん(32)の結婚問題に端を発し、宮邸の改修問題など、かねてから説明不足や“秘密主義”が指摘されてきた秋篠宮家。悠仁さまについても記者たちの間で「普段の様子が分からない」との声が上がっていた。秋篠宮家で、悠仁さまに関するこうした方針を深慮してこられたのが紀子さまだ。

紀子さまも気を揉まれる小室夫妻

「紀子さまはこれまで、情報を随時公開していくことに積極的ではありませんでした。天皇家と違い、宮家のお子さまのご成長過程を積極的に発信するような前例もなかった。しかし悠仁さまは“次代の天皇”であり、今年は成年を迎えられます。国民に親しみを持ってもらえるように、そのお姿を可能な限り随時公開していこうと、紀子さまが大きく方針を転換されたのです」(秋篠宮家関係者)

 次代の天皇として、国民に受け入れられるために――。ここ数カ月を振り返ると、思い悩まれ、焦りのなかで試行錯誤を続ける紀子さまの姿が見えてくる。