高校進学は「特別扱い」

「同じ2月、自らが総裁を務める結核予防会の講習会に出席された際も、『皆さんも一緒に学んでいきましょう』と一言お声をかけられていました」(前出・皇嗣職関係者)

 別の秋篠宮家関係者が明かす。

「年1回の結核予防講習会は、紀子さまが毎回出席している思い入れの強い行事です。結核の予防啓発にはメディアの力が必要ですから、協力を仰ぎたいというお気持ちで、お声をかけられたと聞きました。最近の紀子さまは、メディアと良好な関係を築きたいという思いを強められている」

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 情報解禁とメディアへのお声かけ。紀子さまは“菊のカーテン”を少しずつ開こうとなさっているように映る。ただ、

「情報公開の姿勢だけで今の秋篠宮家への逆風がやむとは思えません。情報を公開するにしても、一番大事なのはその中身です。真価は今後、問われることになる」(皇室ジャーナリスト)

 そんな紀子さまが今、最も頭を悩ませておられるのが、大学受験について。高校3年生になられた悠仁さまは、大学進学にあたり「自然誌」を学べる進路を検討していると公表されたが、

「悠仁さまは高校進学時に『提携校進学制度』を利用されたことから、『特別扱い』と批判を集めた。紀子さまは、大学進学ではその轍を踏まないように“どんな試験を受け、どう発信すれば国民の納得が得られるか”ということを思案しておられるのです」(前出・秋篠宮家関係者)

眞子さん・小室圭さんの「雲隠れ状態」

 別の悩みの種もある。秋篠宮家の長女、眞子さんが昨年11月、米ニューヨーク・マンハッタンのマンションから夫の小室圭さんとともに転居。その後の様子が分からず「雲隠れ状態」と報じられてきたが、

「紀子さまや秋篠宮は、相変わらず眞子さんとは“断絶”状態で、佳子さまを通じて近況を知る状況が続いています。最近『女性セブン』(4月18日号)が転居先での2人の様子を詳報しましたが、紀子さまは転居先の住所もご存知なかったそうです」(同前)

 眞子さんの渡米以降、紀子さまはお誕生日にあたって眞子さんのお印であったモッコウバラでアーチを作っていると言及されるなど、眞子さんを気にかけてこられた。

「近況がうかがい知れない状況には、気を揉んでおられるでしょう。さらに、秋篠宮の知人で、圭さんの後見人を買って出ていた『イセ食品』の伊勢彦信元会長も、今年1月に破産手続きが開始され、圭さんの面倒を見るどころではなくなった。紀子さまにとっては、眞子さんの近況を伝えてくれるパイプ役を1人失ったことになります」(同前)

 紀子さま“転機”の春。焦りと苦悩のトンネルから抜け出せるのか。