下村博文 元文科相
「日本のメディアは日本国家をつぶすために存在しているのか、と最近つくづく思う」
共同通信 4月23日
下村氏は同じ講演会でこのように発言していた。これには与野党から批判が相次いだ。自民党の竹下亘総務会長は24日の記者会見で「政治家の発言は気をつけないといけない。メディアの一番重要な仕事は権力に対するチェックだ」と指摘。公明党の山口那津男代表も「まったく根拠のない発言だ。そうした発言は慎むべきだ」と批判した(朝日新聞デジタル 4月24日)。
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長尾敬 自民党・衆院議員
「こちらの方々は、少なくとも私にとって、セクハラとは縁遠い方々です」
毎日新聞 4月23日
福田氏のセクハラ疑惑はどんどん飛び火して、それぞれのセクハラに対する認識や考え方をあぶり出している。自民党の長尾敬衆院議員は20日、「#MeToo」と書かれたプラカードを掲げて抗議の意思表示をしている野党の女性議員らの写真を自らのツイッターに掲載し、「セクハラはあってはなりません」としながらも「少なくとも私にとって、セクハラとは縁遠い方々です」「私は皆さんに、絶対セクハラは致しませんことを、宣言致します!」と揶揄する書き込みを行った。
その後、「相手を選んでセクハラする宣言か」「発言自体がセクハラだ」などと批判が集中すると、「この方々へは、セクハラをしませんと宣言することが、セクハラになる時代なのでしょうか?」などと反論するツイートを行っていたが、結局まとめて削除。自らのブログで謝罪した。
セクハラ問題に取り組む島尾恵理弁護士は長尾氏の発言について「“私にとってセクハラとは縁遠い方々です”という表現、これが“私にとって性的な魅力の感じられない人だ”というレッテルを貼り付けたという意味で、セクシャルハラスメントである」と指摘している(MBS NEWS 4月24日)
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長尾敬 自民党・衆院議員
「男性がMe Tooと掲げられている事に注目してしまいます。私は、致しません」
ツイッターより 4月21日
こちらは現在も削除していない長尾氏のツイート。セクハラの被害者は女性だけではないということを理解しておらず、運動に賛同する意味も込めて当事者以外の人が「#MeToo」と掲げることがあることを知らないようだ。もしくは「#MeToo」そのものに反対しているのだろうか?