実は、嵐・二宮和也さんにとって今年はターニングポイントだらけの一年。
現在、放送中の主演ドラマ『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)が高視聴率でヒットしている二宮さんですが、それだけでなくバラエティ番組、プライベート、グループ活動でターニングポイントを迎えているのです。
3年連続で日曜劇場に出演
それぞれ俳優活動も活発に行っている嵐の面々ですが、なかでも演技力が高く評価されているのが二宮さん。
映画ではクリント・イーストウッド監督作品『硫黄島からの手紙』(2006年)でハリウッド映画デビューを果たし、『母と暮せば』(2015年)で「日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞するなど、国内外で結果を残しています。
ドラマ主演作も多く、とくにここ3年は日本最高峰の民放ドラマ枠である日曜劇場で、存在感を示し続けているのです。
2022年には娘が誘拐されてしまうところから物語が二転三転していった『マイファミリー』で主人公を熱演し、2023年には考察ブームを巻き起こした『VIVANT』でテロ組織の幹部役をミステリアスに演じ、今年は2018年にシーズン1が放送された医療ドラマ『ブラックペアン』の続編で主演中といった具合。
この3作品はそれぞれ異なるジャンルのドラマながら、いずれもTBSの日曜劇場作品であり、大ヒットを飛ばしているのです。
シーズン2として連ドラで帰ってきたのは今作が初
そんな二宮さんにとってドラマ主演自体は特段騒ぎ立てることではないですが、今回の『ブラックペアン シーズン2』はかなりチャレンジングで、ターニングポイントになりそうな作品。
まず、二宮さんが主演した連ドラがスペシャルドラマで続編制作されたことはあったものの、シーズン2として連ドラで帰ってきたのは今作が初。それだけでも彼にとって新しい挑戦だということがわかるでしょうが、この続編はかなり特殊なスタイルが採用されているのです。
世界観も舞台となる病院もシーズン1と同じで、竹内涼真さん、葵わかなさん、小泉孝太郎さん、内野聖陽さんといった主要キャストが前作と同じ役柄で再集結。ですがちょっとややこしいのは、主演は前作も今作も二宮さんながら、前作の主人公は渡海征司郎で、今作の主人公は天城雪彦。両者とも外科医という肩書きは同じで、腕は超一流ながら性格が屈折しているため「オペ室の悪魔」と呼ばれているところも一緒なのですが、それ以外はまったく別人のキャラクターとなっているのです。