ただ、だからといって一切気負ってるわけではなさそうなところが、実に彼らしいところ。

『ニノさん』はゲストが気軽に遊びに来られるようなアットホームなバラエティで、番組の主役である二宮さんもいい意味でいつもユルユル。そのため、ゴールデン化すると決定した際の番組公式サイトに掲載されているインタビューでは、そのユルさを大事にしようとするスタンスが伝わってくるコメントが並んでいました。

櫻井翔 ©文藝春秋

 たとえば、番組の魅力を尋ねられると二宮さんは、

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〈魅力!? あまり魅力自体を自分たちから意識して押したこともなかったので、改めて聞かれると難しいんですが、そんな風に感じられる「自由なところ」かなと思います。「とにかく楽しくやってること」じゃないですかね〉

 と答え、放送時間が変わっても変えたくない部分を尋ねられると、

〈それは全部ですね! ゴールデンタイムで肩に力が入りすぎてしまって変に変えていくと、良さがなくなっちゃうんだろうなって思いますし、僕らも今のまま楽しんでいきたいです。〉

 と答えるなど、とにかく肩肘張らず、これまでのリラックスできる番組の雰囲気を守っていきたいという心意気がわかるというもの。

 俳優活動と同じくバラエティ番組も絶好調ゆえに、ポジティブなターニングポイントを迎えようとしているのでしょう。

二宮の“家族仲”がわかるエピソード

松本潤 ©文藝春秋

 二宮さんは、昨年10月に長年所属していた旧ジャニーズ事務所からの独立を発表しましたが、その後に個人の公式サイトについて、Xに次の投稿をポスト。

《てか、今後仕事をする為にもホームページってどう作るんだろう?と思ったら、私簡単のなら作れるけど?って姉が言うんでこれから姉弟で作る事になりました笑》

 二宮さんクラスのタレントであれば、いくらでも手を挙げるサイト制作会社やデザイン事務所がありそうなものですが、実姉に制作を依頼したとのこと。穿った見方をするのであれば、セルフブランディングとして庶民派アピールをしたとも考えられますが、多くのファンからは良好な家族仲がわかる微笑ましいエピソードとして受け入れられていました。

 さて、二宮さんと言えば2019年11月に元アナウンサーの女性と結婚。長女が2021年3月、次女が2022年11月に誕生しており、新たな家族のエピソードも聞こえてきます。

 今年6月、「週刊女性PRIME」が報じたところによると、お受験対策が実を結び、長女が志望していたカトリック系の有名私立幼稚園に見事合格。今春から通い始めているそうです。