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——歯学部にマイナスのイメージがついてしまうと。

入澤 影響力を持ってる私が歯学部はどうだとか、歯学部はここが良くないとか、そういう発言をするんだったらちょっと面倒見切れないみたいなのもあって、やめてほしいって言われて。それで退学しました。たしかに歯学部のイメージを落とすような発言もしていたから私が悪いんですけど。 

——その後、現在通われている慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に進学されたと。 

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入澤 医学部への夢が諦められなくて、2度受験したんです。だけど、面接で落とされてしまって。どうしようか迷っていたら、慶應の修士の先生が、「メディアで培った経験も生かせる修士課程なら」って声をかけてくださって。それで進学しました。

 炎上したことでSNSの怖さも身をもって知ったので、SNSとコミュニケーションの関係性などを研究しています。

炎上の理由? なんでもそのままストレートに言っちゃうことかな

——何度も炎上してきた入澤さんですが、その理由をどのようにお考えですか。

入澤 欲深いんですよ。そのままストレートに言っちゃうんで、そこじゃないですかね。

「お金欲しい」「テレビにもっと出たい」「医学部に行きたい」とか全部思ったことを言っちゃうので、それが見ている人にとっては癪に障るんだと思います。

 顔のこととかも言われても、「私ってめちゃくちゃ可愛くない? 一番可愛いでしょ」って言ってたし。本当に思ったことを言っていましたね。

 

——よくも悪くも素直だと。

入澤 そうですね。「結局医学部行けてねーじゃん」って言われるんですけど、頑張って博士課程まで進んで、勉強していますからね。アラサーなのにまだ未来が描けるって素敵じゃないですか。

 まあでも、もうちょっとちゃんと気をつけていればよかったなと思うこともあります。あの発言はいらなかったなとか。でも、それじゃエンタメにならないじゃないですか。誰かが言わないと。必要悪だったとも思うんですよね。

 数年前に整形をしていることをテレビで明かしたことがあって。その時に、「別に可愛くなるためだったら悪いことではないです」って言ったら、周りから「そんなこと言ったら仕事来なくなるよ」って言われて。

——整形は公表しない方がいいと。

入澤 そうです。でも、私はなんでも言っちゃうんで、その時もなんでダメなのとか思っていたんですけど、たぶん5年早かったですよね。今は整形はタブー視されていないし、むしろ公表する人も多いけど、当時はまだそういう雰囲気じゃなかったんでしょうね。