日本一周に対する両親の反応「あかりちゃんはそれでいいの?」
――お互いのご家族には事前に説明したんですか?
けんじ 僕の両親には、会社を辞めることも日本一周をすることも、事前に相談してなくて。事後報告だったんです。
――「会社を辞めて、これから日本一周に行きます」みたいな?
けんじ そうです。だから、両親はそもそも反対する余地がなかったというか。
――報告したあとのご両親の反応は。
けんじ 心配はしていましたね。「せっかく大企業に入って将来も安泰だったのに、仕事を辞めて大丈夫なの?」と。
あと、夫の親として、あかりに対する責任も感じていたみたいで。
あかり けんじのご両親は、すごく私の心配をしてくれて。「あかりちゃんはそれでいいの? けんじに無理やり誘われたんじゃない?」みたいな。
でも私は、けんじが仕事を辞めることに賛成だったし、車中泊で日本一周することも楽しみにしていたので、「全然大丈夫です」と伝えました。
――あかりさんのご両親は何と?
あかり 私の両親にもふたりで説明しに行ったんですが、反対はされませんでした。母が少し心配したくらいで、父は「おおっ、ええやん」という感じで(笑)。
けんじ ふたりが決めたことだから応援します、と言ってくれましたね。
旅の期間を1年間に決めた理由
――日本一周中、ご両親と連絡は取ってましたか。
あかり 「荷物が届いたよ」とか、ちょくちょく連絡していました。
――ご実家に荷物が届くようにしていた?
あかり そうです。日本一周を始めるときに、ふたりで住んでいた賃貸の家を引き払って、実家に住民票を移したんですよ。だから、税金とかの郵送物も実家に届いて。
それを「郵便局留め」で送ってもらって、私たちがいる場所の近くの郵便局で受け取って、銀行やコンビ二で支払うみたいな。
けんじ 家を引き払うときに残った僕らの荷物も、実家に置かせてもらっていたんです。30代にもなって親に頼りっぱなしは恥ずかしいので、長期の旅にせず、1年間で日本一周することにしました。
――ご両親に迷惑をかけないように。
けんじ あと、これはあくまで僕たちの意見なんですけど、車中泊をしながらだと、どうしても道の駅とか無料の公共施設を使わせてもらう場面が出てくるので、あまり長く旅を続けるのは良くないとも思ったんです。