「バンドの全国ツアー日程が発表されて、『楽しみですね』って言ったら、『シビれさせちゃおうと思ってます』って。相変わらずの“長瀬節”で嬉しくなりましたよ」
そう話すのは、映像関係者。長瀬智也(45)が旧ジャニーズ事務所をやめてから早3年半になる。
現在も“表”で活躍中の長瀬
2020年7月22日。ジャニーズ事務所(当時)の公式サイトで、
〈長瀬智也につきましては、少年時代にジャニーから教えられた“人の個性を大切にする”という考え方のもと、長年にわたって培ってきた表現者としてのクリエイティビティーを活かし、他事務所に属することなく、裏方としてゼロから新しい仕事の形を創り上げていくことになりました〉
と、2021年3月いっぱいでの退所が発表されたのだ。
「2021年1~3月期のTBSドラマ『俺の家の話』の主演がラストでした。『うぬぼれ刑事』(2010)でもタッグを組んだ宮藤官九郎脚本作品で、彼の表舞台の花道を飾るとされていましたけれど……」(同前)
肩甲骨が隠れるほどのロングヘアに白髪交じりのヒゲをたくわえ、風貌は雄々しく変化した長瀬。実は現在も“表”で活躍中だ。
12歳でジャニーズ事務所に入り、1994年にTOKIOが「LOVE YOU ONLY」で華々しくデビューするときにボーカルに抜擢された。グループで一番上の城島茂とは8つも年齢の違う「TOKIOの末っ子」ポジションだったが、CDデビュー以前から人気では頭角を現していた。
とにかく礼儀正しい好青年
「俳優として、ヴォーカリストとしての人気はもちろんですけれど、彼の周囲にいたバイカーや釣り仲間からの愛され方は昔からハンパなかった。バイクの運転も紳士的だし、船で釣りをする彼を見かけたときも、とにかく礼儀正しい好青年。大好きな洋服ショップの店員さんやデザイナーからも、『ほんとに芸能人?』って言われるほど気さくで優しくて、そしてカネ払いがいい(笑)。
男同士で酒を飲めばエロ話はするけれど、でも女性を貶めることを言う人にはきちんと釘をさす。理想的でしょ」(同前)