活躍が注目されている息子たち

 長男の敦(28)は17年に「陸王」(TBS系)で俳優デビュー、次男の(りよう)(24)は美容男子として注目されるモデルだ。自宅近隣で聞くと、

「仙道さんは気さくで向こうから挨拶してくれます。町内会の当番もやってくださいますよ」(近隣住民)

息子の緒形龍と(龍のインスタより)

仙道のウツ症状を家族がサポート

 女優活動を休止して子育てに専念、ごく普通の主婦として過ごしていたという。ところが、8年ほど前に仙道を試練が襲う。更年期特有のウツ症状が出始めたのだ。

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「家に閉じこもりがちになり、頭痛にも悩まされ、落ち込むことが多くなったそうです。そんなときは、夫の直人さんと息子たちが仙道さんを支えていた。気晴らしに海外旅行の計画を立てたところ、ご家族がチケットを手配したりと、何かと助けていたそう」(同前)

 仙道は18年に「この世界の片隅に」(TBS系)で女優復帰した。

「復帰も、直人さんが『やってみれば』と後押ししたのです。その後も演技などについて相談に乗っているとか」(前出・芸能関係者)

「半歩ずつでも前に進んでゆけたらと。」

 仙道に質問状を送ったところ、事務所を通じて本人から回答があった。

――子育ての時期は主婦として過ごしていたそうだが。

「学校や町内会の役員をお引き受けしたり、子供たちが小さい時は毎年、夏の盆踊りに連れて行っていました。ごく普通に、子供たちを通して知り合えた沢山のお友達との時間を楽しんでいました」

――更年期からくるウツ状態だった?

「私の場合は、そんな気持ちを素直に話すことができる環境を家族が作ってくれて、みんなが大丈夫だよとサポートしてくれました。そんな家族みんなに感謝しています。ニューヨークへの旅行を考えた時には、主人が率先して飛行機の手配をしてくれました」

――演技の世界に復帰して思うことは?

「自分で自分の限界を決めずに、半歩ずつでも前に進んでゆけたらと。素晴らしい出会いに感謝です」

 これからの女優人生に異状はなさそうだ。