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撮影は恥ずかしさより楽しみの方が勝った

――水着の写真集は過去にも出されていますね。西田幸樹さんと、野村誠一さんが撮られた写真集です。

森口 西田さんの写真集はお陰様で19万円のプレミアがついて、よくバラエティでもネタにさせていただいています(笑)。今回の水着は野村誠一さんの写真集以来34年ぶりで、取材で「恥ずかしいから女性スタッフだけにしてもらいました、みたいなことってあったんですか?」と聞かれるんですけど、全く恥ずかしさがなくて(笑)。年齢のせいなのか、恥ずかしさより楽しみの方が勝っちゃって。

©深野未季/文藝春秋

 ただ若い男性スタッフの方はお母さんのビキニを見せられちゃったような感覚だろうなと。申し訳ないっていう気持ちでした(笑)。

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――上半身だけでなく、全身の水着姿も撮られているのはさすがだなと思いました。先ほどコンサートで絞れてきたとおっしゃってましたが、他に気をつけていることはありますか。

森口 30代から毎朝20分のストレッチを続けています。あとは食生活ですね。たんぱく質を毎日きちんと摂るように心がけてます。それに糖の吸収が和らぐように炭水化物を1口目に摂らないこと。野菜や副菜を食べて、お肉を食べて、そのあとご飯に行くように気をつけています。今日食べたものが自分の人生を作るので。そこはあなどっちゃいけないなって、年齢を重ねてくるとますます実感しますよね。

「自分の人生爆裂エンジョイ」ジャケットに込めた思い

――水着になったことへの周りの反響はどうでしたか。

森口 SNSで“森口ビキニ”がトレンド入りして思わず嬉しくてスクショしちゃいました(笑)。ファンのみなさん、すごく楽しんでくれました。とにかくサプライズをしたかったんです。それで歌詞カードの一部を“水着袋とじ”にしたんですけど「まさかこの年になって袋とじを体験するとは」とか、女性のファンの方々からも「人生初の袋とじが森口さんです」と反応をいただき、みんながワクワクしてくれて私もウキウキです。

©深野未季/文藝春秋

「森口さんみたいに歳を重ねたいです」と言われたのも励みになりました。やっぱり女性って30代は第1ゆらぎ世代、40代は第2ゆらぎ世代、50代は50代なりの日々のゆらぎがあるので、その中でそういう風に言ってもらえるとモチベーションになります。同世代で「森口さんのビキニを見て、今年の夏、海に行って水着になることに決めました」と言う方もいました。

 50代が水着になったところで誰も死にゃーあしない。なりたければなっていいと思うし。パレオでカバーして工夫したり、人生やりたいことをやって、自分が楽しむことが一番。年齢に関係なく、自分の人生爆裂エンジョイしちゃおうっていう思いもこのジャケットに込めてます。