8月7日に発売されたアルバム「ANISON COVERS 2」のジャケットで34年ぶりにビキニ姿を披露したことでも話題となっている歌手の森口博子さん。アルバムは、オリコン週間アルバムランキング8位、Billboard JAPANトップアルバムセールス週間ランキング5位を獲得とヒット中だ。

 コロナ以前はグラビアのオファーを断り続けていた彼女がなぜ久々に水着姿になったのか。その理由を聞いた。(全3回の3回目/最初から読む

森口博子さん ©深野未季/文藝春秋

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「夏のアルバムだし、水着になっちゃう?」

――アルバム「ANISON COVERS 2」では実に34年ぶりのビキニを披露しています。今回、なぜ水着姿になることにしたんですか。

森口博子さん(以下、森口) 前回のアルバム「ANISON COVERS」がすごく好評で、オリコンデイリートップ10入りして、配信サイトでも1位をいただき、色々と盛り上がってる中でひらめきました! 「じゃあ次のジャケットは何にしよう。夏のアルバムだし、水着になっちゃう?」という話になり、スタッフも賛同してくださり、ほんとに具現化してきて(笑)。

――水着姿になるということで、身体を絞ったりと準備はされたんですか。

森口 実はここ数年写真集やグラビアのオファーをいただいていたんですけど、やっぱりお年頃になるとホルモンのバランスが崩れたり、身体の変化とかもあってお断りしていたんです。特にコロナ禍のちょっと前くらいから太ってしまっていて「水着になることはこの先ないだろうな」って思ってました。

ニューアルバム「ANISON COVERS 2」カバージャケットで披露した34年ぶりのビキニ姿

 でもコンサートの公演数が増え、その中のハードなダンスシーンで、徐々に体が締まってきたんです。特に松本伊代さんと早見優さんと3人でアイドルユニット「キューティー☆モリモリ」をやらせていただいているんですけど、私たちはコンサートですごく激しく踊るんです。フォーメーションとかも凝っていて、それこそ山本リンダさん、ピンク・レディーさん、MAXさんなどの曲を立て続けにメドレーで踊るので、結構絞れてきました。それもあって今回水着になれたというのはあります。

――森口さんは90年以降に水着になっていないこともあって、ネットなどでは「森口博子グラマー説」が“都市伝説”となっています。文春オンラインの過去の記事にも「想像を超えたグラマー」って書いてありました(笑)。

森口 ウケる~(笑)。その記事を見ました。そういうキャッチコピー、うまいですよね、文春さんって。