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アニメの中でその人物を生きてみたい

――また写真集を出されたりはしないんですか?

森口 写真集の予定はないですね。野望で言えば、声優のお仕事もしてみたいです。

――1987年のOVA「サーキット・エンジェル ~決意のスターティング・グリッド~」で一度やられていますよね。

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森口 そうなんです。よくご存知ですね。でもあれ1回だけなんです。今は声優さんで歌を歌われて、音楽チャートも賑わして、ステージも華やかにって方が多いじゃないですか。でも歌手の方が声優をやるケースってまだまだ少ない。アニメの中でその人物を生きてみたい。なので、関係者の皆さんお願いします!

 あとは私はファンのみなさんに驚いてもらったり、すごいと言ってもらえるのが大好物なので、「ANISON COVERS 2」ではビキニでしたけど、「ANISON COVERS 3」でもジャケットでまたワクワクさせたいですね。3のリリースはまだ決まってないんですけど、これも言霊で(笑)。

©深野未季/文藝春秋

50代になって音楽人生が更に豊かになって来た

――先ほどお話しされていましたが、コロナ明け後はステージ数が増えていらっしゃるんですね。

森口 コロナ前より増えてきてますね。アニソンのステージもそうですし、アイドル、ポップスも両方増えています。ありがたいことに50代になって音楽人生が更に豊かになって来たことを実感しています。本当に暇な10代の頃からは想像もつきませんでした。

 20代のバラドルの時期は音楽番組への出演や全国ツアー、紅白歌合戦と歌手として良い時代を体験させていただいたんですけど、そこから今、新たにアルバムなどで再注目していただいて。夢には締め切りがないなって思いました。ツアーで、コンサートで、ファンの皆さんと繋がることができる。私にとっては本当に譲れない居場所です。