1ページ目から読む
3/3ページ目

――岩橋さんも「飲み会のために女の子を探せ」と言われたことはあるんですか?

岩橋 直接はないです。ただ絶対探してこいみたいな圧力ではなくても「誰かおらん?」みたいなのはあります。関西のテレビとかを見ると、大御所とよくアテンドしている芸人が一緒に出ていて、見てて気持ち悪いですよ。うわあって思います。この前(女性を)あてがったから、かわいがってもらっているんだろうね、とか思っちゃいます。売れっ子芸人になればスタッフも顔色をうかがうので、あの子を呼ぼうと言ったら呼べるでしょうし。

――それは衝撃的ですね。岩橋さんは、コンビを解散したあと、どんな仕事をしているのでしょうか?

ADVERTISEMENT

岩橋 今はSNS系とYouTube系と、自分で発信できるものをしています。こういう辞め方をしているのでアンチも多いですが、応援してくれる人もたくさんいます。ありがたいことに一緒に仕事をしてくれるスタッフも見つかりました。こういうYouTubeの対談とか、SNSで飲食店をPRするとか、お祭りに行ってネタをしたり、MCをしたり。パチンコ屋さんへ営業も行きますし、アパレルとかもありますし。

 

「もう浜田さんとの絡みがなくなってもいいと思って」

――そもそも岩橋さんが芸人を志したきっかけは何ですか?

岩橋 僕は子どものころから人を笑かすのが好きで、お笑い番組も好きで。小学5年生で引っ越すことになった時、それまでずっと笑かしていた女の子がショックを受けて泣き崩れたのを見て、人を笑かすってこんなに刺さるんだなって思って芸人になろうと思いました。

 

――これまでの活動で特に思い出深い仕事はありますか?

岩橋 上方漫才大賞という大きな賞をいただいたのは一番の功績というか。20年漫才に打ち込んできて、本当に苦しかったんですけど評価していただいて。漫才に関してはやりきったというのがあります。

――夢と希望を抱いてこの世界に入って、実際に芸能界の汚い部分を見たときはどんな気持ちでしたか?

岩橋 そういう世界だから受け入れないといけないんだろうと思ってずっとやってきました。有名な方と共演できて、すごい影響力があって、それを僕も続けていきたい思いもありました。浜田さんも大好きで絡ませてもらえるのも本当に嬉しかったです。ただこれを続けるためには、その取り巻きとの嫌なことを我慢しないといけないのがだんだん嫌になって、もう浜田さんとの絡みがなくなってもいいと思って今に至りました。