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――突然の解散でした。吉本興業とはどんな話し合いをしたんですか?

岩橋 つぶやいていることが結構過激だったので、こういうつぶやきはやめなさいと再三言われていました。それを素直に受け入れられずに、吉本は吉本で守るものがあるからそれを言ってきているんだと解釈して発信し続けて無期限活動停止という形になりました。前から漫才漬けの生活がしんどかったということもあったので、これを機に辞めさせてもらいますと。

――フジテレビの「めちゃイケ」でのことも告発されていましたね。

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岩橋 僕が上京して一発目にめちゃイケに呼ばれたんです。「江頭さんキラーみたいな新キャラが出てきた」みたいな感じで。台本は真っ白で、江頭さんと暴れてくださいみたいなことで。僕から江頭さんに飛び蹴りにいって、江頭さんの反撃にあい、前十字靭帯を断裂してしまったんです。僕のシーンはカットになりました。その発表の仕方などでも不信感が募り汚い世界だなと思うようになりました。

先輩の芸人に女性を“上納”するというシステムは「あると思います」

――ほかにも吉本や芸能界で似たような話を見聞きしたことはありますか?

岩橋 ほかの人が体験したことはあまり知らないですけど、自分が体験したことはありますよね。自分の正義を、真実を貫くのか、芸能界とはそういうものだと飲み込んで生きていくのか。僕は干されてもいいので自分らしい生き方をしたいと思ったので、今は満足ですしこれでよかったと思っています。

――すごく分かります。私もこの世界はおかしすぎると思って、早い段階で事務所を独立しました。腫れ物に触るような扱いを受けませんでしたか? 後悔はないですか?

 

岩橋 基本、総スカン食らいますよね。でもこの疎外感があっても自由なほうがいいので、自分がしたいように行動してこうなっているわけですから、今が自分の求めていたものだと思うので、後悔は全然ないです。

――先輩の芸人に女性を“上納”するというシステムは、芸人の世界で本当にあるんですか?

岩橋 あると思います、気持ち悪いですよね。自己責任ですればいいのにとは思います。

 テレビで誰もが知っている売れっ子の一部の人がそういうのが好きだというイメージがあります。後輩も手柄を上げて先輩に覚えてほしい、かわいがってほしい、喜んでほしいと、必死に女性を用意するんです。

――出世したい気持ちも働いて、上納システムになってしまっているということですね。女性の側はなぜ参加してしまうのでしょうか?

岩橋 僕の体感上、まず芸能人に会うのが嫌な人は来ません。実際に飲み会ではテンションが上がって喜んでいる女性もいましたよ。でもそこからのことは分かりません。そこから断れない空気を出して、強引にそういうことを行っているなら問題ですし。でも先輩と女性が店を出たあとのことはわからないじゃないですか。

――飲み会で無理やりそういう空気を作ることまでは求められていないんですか?

岩橋 僕はあんまり行ったことがないですけど、飲み会では楽しく飲んでいる感じだと思います。そのあとはトップの芸人さんの責任じゃないですか。