所属事務所社長が有罪判決を受けたMr.Childrenをめぐり、トイズファクトリーの代表がマネジメント事務所として受け入れる可能性を「週刊文春」の取材に明かした。

 ミスチルといえば、「週刊文春」が6月13日号で所属事務所「エンジン」代表取締役の谷口和弘氏らがミスチルのコンサート制作費の水増しなどによって、約4億円の裏金を作り出していた事実をスクープ。9月11日には粉飾などの罪に問われていた谷口被告に、東京地方裁判所が懲役2年6カ月(執行猶予4年)の有罪判決を言い渡した。

エンジン代表取締役の谷口氏 ©文藝春秋

桜井和寿の“最側近”だった谷口氏

 1997年に地元・三重県から上京し当時ミスチルのマネジメントをしていた「烏龍舎」の子会社で、機材を運ぶアルバイトから音楽業界のキャリアをスタートさせた谷口氏。ボーカル・桜井和寿の趣味であるサッカーチームに呼ばれて交流を深めると、2014年にはミスチルとともに独立し、「エンジン」の所属事務所社長の地位を得ていた。

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桜井和寿 ©文藝春秋

 9月に入っても代表取締役は谷口氏のままだが、このまま社長を続けると見る向きは少ない。

「さすがに代表取締役は辞任せざるを得ないでしょう。有罪判決を受けて執行猶予中の人物が社長の会社では、電通やテレビ局をはじめとする上場企業との仕事は不可能ですから」(音楽業界関係者)

 今後、ミスチルの争奪戦を勝ち抜いてマネジメントを担うのは誰なのか。