メジャーバージョンアップのたびに、従来なかったさまざまな機能が追加されるのが恒例となっているiOS。今回新たに登場した「iOS 18」は、パッと見こそそれほど大きな変化はありませんが、これまでのiPhoneで一般的だった操作方法にまでメスが入るなど、実用的な機能が多数追加されています。

 今回はこれら「iOS 18」の新機能のうち、今後のiPhoneの使い方に大きな影響を与えるであろう5つの機能をピックアップして紹介します。これらを早期に把握すれば、「これから先のスタンダード」をいち早くマスターできるというわけです。まだアップデートしていない人も、すでにアップデートしたものの細部までは確認できていないという人は、ぜひチェックしてみてください。

「iOS 18」。iPhone XS以降のFace ID対応モデル、およびiPhone SE(第2世代および第3世代)で利用できます。なお以下の記事はFace ID搭載のiPhoneにおける操作方法をベースに紹介しています

その1:これまでより直感的に、iPhoneの電源をオフにできる機能

 従来、iPhoneの電源をオフにするには、電源ボタンと音量ボタンを同時に数秒間長押しする必要がありました。もっともこの操作方法になったのはホームボタンが廃止されて以降のことで、頻繁に使用する機能でもないため、操作方法をきちんと把握できていない人も多いのではないでしょうか。

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 今回の「iOS 18」では、コントロールセンター右上のアイコンを長押しすることで、簡単にiPhoneの電源をオフにできるようになりました。できるのはオフだけで一発で再起動できないのは相変わらずですが、従来に比べてわかりやすくなりました。従来のボタンの組み合わせによる終了方法も引き続きサポートされていますが、今後はこちらが主流になるのは間違いなさそうです。

iOS 18では、画面を上から下にスワイプすると表示されるコントロールセンターの右上に電源アイコンが追加されています(左)長押しすると電源をオフにするためのメニューが表示されます(中央)これまでと同じ終了方法(電源ボタン+音量ボタンの長押し)も健在です。こちらであれば電源オフ以外に「メディカルID」「緊急電話」といった選択肢も表示されます(右)