自民党新総裁に選ばれた石破茂元幹事長（67）。総裁選「5度目の正直」で自民党トップの座を掴み取ったこの男は何者なのか。（記事初出は「週刊文春」9月12日号「妻が告白『第一印象は最悪で…』石破茂（67）盟友との会食『全部ゴチ』のドケチ伝説」）
「総裁選大変ですね。頑張ってください、応援していますよ！」
8月14日、台北の空港の待合室。超党派で訪台した前原誠司衆院議員（教育無償化を実現する会代表）からエールを送られた自民党の石破茂元幹事長（67）。安全保障通で、列車やプラモデルのオタクでもある2人は、長年の盟友関係にあるのだが……。
前原を自民党に勧誘
8月30日、石破氏は選対本部の初会合を開催。石破グループに、旧安倍派や旧茂木派の議員も加わり、総勢17人が出席。選対本部長に岩屋毅元防衛相をあてる人事を決めた。
その石破氏に対し、野党からエールを送るのが前原氏だ。
「台湾でも総裁選への関心は高く、石破さんはよく声を掛けられていた。前原さんに『今からでも遅くないですから自民党へ入って応援してくださいよ』とジョークを飛ばす場面もありました」（同行した議員）
馬が合う2人だけに食事の機会も多い。しかし、
「石破氏にはいつも会食代を支払わないドケチ伝説がある。その一番の“被害者”が前原さんじゃないか」
ドケチ伝説の真相
こう語るのは2人をよく知る政治部デスクだ。
「週刊文春」編集部
「文藝春秋」編集部
