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「これまで10回以上サシで会食をしていますが、前原さんが全部支払っていると聞きました。普通は当選回数が多い先輩議員が奢るのが筋です。ところが、石破さんは『支払いますよ』と切り出すものの、結局は全部ゴチになっている」(同前)

維新と“共闘”する前原氏

 抜群の国民的人気を誇り、これまで幹事長や防衛大臣の要職を務めながらも、総理の座に届かない最大の原因は、この“ドケチ”ぶりだと指摘される。

 最近も似たようなケースが見られた。

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「7月下旬、長島昭久氏、細野豪志氏らとの会合が開かれた。お開きが近づいた頃、『みんなで出ると目立つから俺が先に出るね』と石破さんが財布を一度は取り出しました。ところが、『今日はお誘いした私達が支払いますよ』と他の出席者が返すと、『そう? ありがとうね』と、すぐ財布を引っ込め、そそくさと店を出て行ってしまった」(同前)

ドケチ伝説を石破氏に聞いた

 こうした“ドケチ伝説”に対し、石破氏は反論する。

「『私が払うからね』っていつも言いますよ。(長島氏らとの会合には)大先輩の民間人もいて『俺が払う』と言われた記憶はあるけれど、長島氏や細野氏に負担させたことはない。(前原氏との会食について)いつも俺が払うって言うけど、彼が固辞するし、『ここは僕の行きつけの店だから』って言うのでね。押し問答しても仕方ないし。でも私が払ったこともありますよ」

 石破氏が自覚しているという、もう一つの課題は「暗い、真面目すぎる」という第一印象だ。

妻「すっごい印象が悪かった(笑)」

 石破氏の妻・佳子夫人が、初対面の様子を振り返る。