振り返れば、「はて?」も「スンッ」も彼女の声だった。寅子のナレーションを担当していたのは、女優の尾野真千子(42)だ。
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『コイツ絶対出世する。仲良くしておこう』
今から13年前、2011年の朝ドラ『カーネーション』でヒロインを務めた尾野。今作では寅子の心情を代弁したり、時にツッコミを入れるなど多彩な語りで視聴者を引き付けてきた。
「尾野は気を遣わせるからと、撮影現場に行かないようにしていたそうです。伊藤沙莉とは共演経験もあり、『コイツ絶対出世する。仲良くしておこうと思ってました』と演技力を絶賛。伊藤もまた、様々な作品で活躍する尾野について『大好きで最高の先輩』と評しています」(NHK関係者)
“魔性の女”の男性遍歴
一方で、私生活では“魔性の女”と呼ばれるほどの男性遍歴を送ってきた。
「12年には高橋一生との同棲が報じられると、ほぼ同じ時期に、既婚者である芸人ほっしゃん。との不倫疑惑も取り沙汰された。15年7月には芸能事務所LDHの専務(当時)と結婚したものの、17年9月に離婚します」(芸能記者)
21年5月には、沖縄県今帰仁村の実業家A氏と再婚。廃棄物回収などを手掛けており、民間調査会社によれば、A氏の会社の売上高は約7000万円(昨年度)だ。
「尾野は10年にドラマの撮影で沖縄を訪れた際、A氏と知り合いました。15年からは、自主製作映画の企画で今帰仁村に琉球古民家も建てていた。当時は尾野もA氏も既婚者でしたが、その後、関係を急速に深めていったようです。再婚後、尾野も現地に移り住みました。今は仕事の時だけ、東京に行く生活スタイルです」(事務所関係者)
「女将なんです。今やっているんです」
そんな尾野は7月19日放送の『あさイチ』で、地元の居酒屋「北山食堂」の写真を公開し、こんなことを語っていた。
「女将なんです。元々私の主人がやっているところなんですけど、全体をやっていた人が辞めちゃったので、やってみようかしらと思って、今やっているんです」
更に、尾野の個人事務所「G」の登記簿にも変化があった。昨年1月24日付で「目的」欄に、「ホテル・旅館その他宿泊施設の運営」が追加されているのだ。ホテル業にも進出?
「『北山食堂』に加え、隣接する民宿『ハイビスカス』もオーナーが手放し、昨年5月から、A氏と尾野が双方の経営を継ぐことになったんです」(地元関係者)