秋篠宮家の次女・佳子さまは、9月21日、「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」に出席するため、鳥取県を訪問されました。

米子空港

最初に足を運ばれたのは、鳥取県出身で世界的に活躍した写真家・植田正治さんの作品を展示する美術館です。

佳子さまは、山陰地方の風土をテーマにした作品などを一つ一つ見て回られました。

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続いて、米子市にある障害者支援施設を訪問されました。

施設利用者らが参加して、10年以上にわたり活動している音楽団が演奏を披露しました。

「りっぷる音楽団」が演奏を披露

曲の合間にマラカスを受け取られた佳子さま。歌詞を口ずさみながら、マラカスを振ってリズムを取られました。

 

佳子さまは、演奏に大きな拍手を送り、音楽団の団長に「皆さんのことをまとめて頑張っていらっしゃるんですね」と労われました。

 

この日の夜、ホテルで開かれた「手話パフォーマンス甲子園」の交流会へ。
大会に出場する高校生などおよそ250人が出席しました。

 

生徒たちと手話で懇談された佳子さま。石川県代表の高校生には、能登半島地震や大雨の被害を心配し「ご家族や友達はどうでしたか」などと声を掛けられていました。

 

翌22日、佳子さまは「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」の開会式に臨まれました。

 

手話を使って「自分の思いやエネルギーを周りに伝え、また仲間の思いやエネルギーを、そして観客の力や雰囲気を全身で感じながら本番に臨むことができたら素敵だと思います」とエールを送られました。

大会では全国から選ばれた16チーム・180人が手話による演劇やダンスなどのパフォーマンスを披露。

石川県のチームは能登半島地震の体験と教訓を劇で表現しました。

石川県立ろう学校・田鶴浜高等学校の合同チーム

佳子さまは、出場したチームの演技をすべてご覧になり、高校生たちの熱演に大きな拍手を送られました。

 

大会終了後、優勝したチームの生徒たちと手話で懇談し「チームの皆さんに私からおめでとうございますとお伝え下さい。本当におめでとうございます」と祝福されました。

 

高校生たちのパフォーマンスを通じて、手話への理解がさらに広がることを願われた佳子さまです。

(「皇室ご一家」9月29日放送)