8月25日、京都市の京都国際会館で、第27回「国際昆虫学会議」が開幕した。6日間にわたって開催される同会は、4年に1度開かれることから“昆虫学者のオリンピック”の異名をもち、日本での開催は44年ぶりとなる。初日の開会式には秋篠宮ご夫妻が臨席された他、長男の悠仁さま(17)も、招待を受けたとして私的に参加された。
東大入試への布石とも言われるが…
皇室担当記者が語る。
「今回、悠仁さまが加わる研究チームが『皇居のトンボ相』と題されたポスターを英文で発表することが公表されており、早くから注目されていました。悠仁さまは現在、高校3年生で、大学受験を控えておられる。東大の推薦入試を受けるのではないかと囁かれており、今回の発表はその布石だという見方もあります」
開会式の後、悠仁さまはご両親とともに、他の研究者のポスター発表を見学された。
「ただ、悠仁さまが製作に加わったポスターの発表は翌日に予定されていた。ご一家はそれを見学することなく、この日のうちに東京へ戻られました」(同前)
そして、悠仁さまのポスター発表があった26日。展示場所となったイベントホールには、約270枚のポスターが並び、世界中から集まった研究者らでごった返した。その様子を参加者が明かす。
「多くの場合、論文の筆頭研究者がポスター前に立ち、質疑に応じます。悠仁さまたちのチームは、筆頭著者である国立科学博物館研究主幹の清拓哉氏が会場に現れ、来場者の質問に答えていました」
清氏は、悠仁さまを筆頭著者として昨年公表された別のトンボ論文に、共同著者として名を連ねた人物でもある。その清氏は、何を語っていたのか。
「研究を始めた経緯として、2000年に入った頃に今の上皇さまから『皇居には珍しい生き物がいっぱいいるから調べてみないか』と打診があったのだそうです。実際に調査に入ると、都内でこれほどトンボが多く生息する場所はないとして、皇居は『トンボの楽園』だと話していました。流動性のある水源がトンボの生育に重要らしく、皇居のお濠がその重要な役割を果たしているのだそうです」(前出・参加者)