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RUAN たしかに1回の挑戦で諦める人は少ないですね。日本もですが、海外だとより多くの人がオーディションに何度も挑戦しているイメージがあります。アイドルになるってことはデビューする以外、あまり道がないので。

 今はオーディション番組が主流で、選ばれるまでの過程が全て放送されるので、視聴者の目に見えやすいんだと思います。昔だとオフラインのオーディションが多かったと思いますが。

 再挑戦だと後がないので、精神的にもかなりツラいところがあって。例えば戦略を変えるとしても、再挑戦の場合は、前回のオーディションでのイメージとも戦わなければいけないので。

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「キューティーハムスターのRUANです」

――Chuang Asia 2024では基本的には英語でコミュニケーションを取っていた?

RUAN そうですね。日本にいるときに少し勉強していたので。ガルプラの時に韓国語も少し覚えていたので、韓国語で会話することもありました。

――韓国から今度はタイでのオーディション。異国の地へ一人で臨んだということですが、今回もホームシックにはならなかった?

RUAN 全くなかったです。韓国以外の国に行ったことがなかったので、新鮮でしたし、何より食事がすごく好きで。タイ料理にはまりましたね。

――Chuang Asia 2024に日本人は何人かいたと思いますが、自分の色をどのように出そうと思っていたのでしょうか。

RUAN 綺麗系よりは可愛い系でいこうと思って、自己紹介では「キューティーハムスターのRUANです」というキャッチフレーズを使っていました。ファンのみなさんが可愛い系の私を愛してくださっていたのでわかりやすい「キューティー」という言葉を使って。それとよく似てると言われていた「ハムスター」を合わせて、そのキャッチフレーズをずっと使っていました。

 

ピリピリせず、褒め合う素敵な文化が

――Chuang Asia 2024の参加者の年齢層で言うと、RUANさんはどのあたりに?

RUAN ちょうど真ん中ぐらいですね。一番下に2009年生まれの子がいて、一番上には1999年生まれの子がいたので、10歳くらいの差がありました。

――年齢差は感じましたか?

RUAN 下の子たちは13歳とか14歳で若いし、エネルギーがすごいですね。私もガルプラの時は若い方だったので、すごく元気だったんですよ。でも、ここではお姉ちゃんの部類になるので、若い子たちを見て「ガルプラの時の自分もこんなだったのかな」って。

――いろんなバックグラウンドの方とオーディションを進んでいく中で、カルチャーギャップを感じる場面はありましたか?

RUAN スキンシップがすごい多くてびっくりしましたね。普通にハグしたり、ほっぺにキスしたり。ずっと横にくっついてくれたり。

――日本とは違う。

RUAN はい。愛情表現がすごいんですよ。「cute」とか、「I love you」っていうのを言葉はもちろんですが、態度でも示してくれる。日本ではあんまり「愛してる」とか言わないじゃないですか。それが新鮮でした。

 他の国のオーディションだと、ピリピリした空気になることもあるみたいですが、そんなのは全くなくて。むしろ褒め合うという文化がすごくあって。それが本当に素敵でした。それにファンの方の熱量もすごかったです。