「地底人ラジオ」では、エンターテインメント性の高いタイトル案も!
福山雅治さんとフリーアナウンサーの荘口彰久さんがパーソナリティを務める 「福山雅治と荘口彰久の『地底人ラジオ』」(10/19オンエア)でも、同企画が開催され、荘口さんとの掛け合いで選考が行われた。
「ななはる」さんからは、<私酒欲る>と書いて、「じぶんまだイケる」という応募が。これには「ガリレオの短篇タイトルのルールがねぇ……」と微笑みながらコメント。
「マリン」さんからは、<密室る(とじこめる)>というタイトルが。「密室殺人といえばミステリにおいて基本中の基本ですが、湯川先生や草薙刑事、内海刑事が密室に閉じ込められてしまうお話はどうだろう?と思いました」(マリンさん)
『ガリレオの苦悩』(文春文庫)には、湯川が、ペンションを経営する大学時代の友人に呼び出されて、「不可解な事件」の相談を受ける「密室る(とじる)」という名作が収録されている。この短篇の現場には草薙も内海も登場しない。マリンさんの<密室る(とじこめる)>は、密室から3人がどうやって脱出するのかを読みたい、というものだった。このタイトルから、福山さんは、『キューブ』(CUBE)――立方体の部屋が繋がっている空間に突然放り込まれた人々の脱出劇を描く映画――を連想したという。「映画『キューブ』は怖かった。大人になればなるほど、怖い作品が楽しめなくなる。昔は大丈夫だったのに、虫を触れなくなるのと同じですね」とコメント。
そのほか<妖艶る(しなる)>、<凸凹る(パズる)>、<狂恋う(おもう)>などが寄せられた。
興味深い応募作が集まったため、「地底人ラジオ×ガリレオ賞」の選考は混迷を極めた。