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母子家庭で生活が苦しくて高校には進学せず

――中学卒業後は塗装業で働いたそうですね。高校に進学しなかったのは何か理由が?

ゆ~ちょぱ 経済的な理由ですね。小さい頃から家が貧乏で。小学生の時に両親が離婚してそこからずっと母子家庭で生活が苦しかったんです。中2ぐらいから高校には行かんと働こうって決めてました。

ピンクの単車に乗るゆ〜ちょぱさん

 高校に行って学費を出してもらうより、自分で働いて家にお金を入れて喜んでもらう方が自分としても良かったので。それに妹もいたので、これ以上迷惑をかけたくないなと思って。

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――家族のために進学を断念したと。生活が大変だったと感じるエピソードはありますか?

ゆ~ちょぱ 中3の時に「お弁当を作るお金がないけん運動会を休んでくれる?」って言われて。家の経済的な状況もわかっていたので、「全然ええよ」って感じで。

 あとは中学生の時に、本当にお金がなくて。お母さんと一緒に家中を探して小銭を集めて。やっと見つけた数十円を握りしめて、ちょっと遠くのスーパーまで歩いてもやしを買いに行ったりしていましたね。

 でも、母はすごく明るくてポジティブな人だったので、もやし買いに行く道中、吉幾三さんの「俺ら東京さ行ぐだ」を携帯でかけながら歩いていました。母もノリノリで、ちょぱたちみたいだねって。

15歳でハローワークを通じて塗装業へ

――塗装業の仕事に就いた理由は?

ゆ~ちょぱ ハローワークに行って斡旋してもらいました。でも15歳で、女性だと全然仕事がなくて。力仕事系はほとんど男性募集で。ただ、塗装業は男女共に募集されていたんです。もともと塗装業に興味があって、やってみたいと思っていたので、すぐに決めました。

 

 職場の比率は圧倒的に男性が多いんですけど、女性の先輩が1人いて。でも15歳はほとんどいなかったので、みんなから驚かれました。年が近い子もあんまりいなかったので、年齢が上の方とよく遊んでいましたね。

――仕事は週にどのくらい?

ゆ~ちょぱ 日曜日だけ休みでそれ以外は毎日でした。最初の頃はメイク時間が楽しみだったので、朝の4時とか5時に起きて、メイクして、6時半に家を出て。残業がなければ夕方5時くらいには終わっていました。でもその職場で今の11歳上の夫と出会って……。

夫のひろさんと

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。