卒業後も制服姿でラブホテルへ…
「土曜日、部活が終わった帰りに『学校に来られていない生徒の様子を見に行こう』と私だけ残されたことがあります。その子のところには結局行かなくて、ラブホテルに連れて行かれました。第一理科準備室と同じことをされました。時期は中2の冬だと思います」(前出・A子さん)
中学卒業後も北村被告の呪縛は解けなかった。
「中学校の在校生に高校生として話をしてほしい。在校生に向けたビデオレターを作成するから」
そんな目的を告げられ、学校に呼び出されたこともあった。
「中学卒業後、駅で待ち合わせをして、そのままラブホテルに連れて行かれたことがありました。制服でホテルに入ろうとしてホテルの受付の人に入室を断られたこともあります。(中学卒業後は)連絡をとりたくなくて、中学校の卒業式のときに(北村被告から)連絡先を聞かれて教えたのを凄く後悔しました」(A子さん)
だが、被害者はA子さん一人ではない。A子さんが卒業した翌年から同じ中学校に通っていた当時13歳の中学2年生を毒牙にかけ、同様の性的行為を繰り返していた――。
前出の社会部記者が言葉を続ける。
「北村被告は児童ポルノの所持については罪を認めていますが、準強姦致傷については否認しています。具体的には、A子さんが抵抗できなかったとする点、彼女が抗拒不能の状態だったことを認識していたとする点、また自身の行為によって彼女の身体に傷害が生じたという点について今後争っていく方針です」
現在、北村被告は保釈され、ビルの清掃員として働いている。A子さんの悲痛な訴えに対し、どのように向き合うのか。
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