気づいたら100キロを超えていた
ゆりん でもそんな生活を続けていたら、しんどすぎて体がついていかなくて。吐くのをやめたんです。そしたら食べる量だけ増えて、今度は過食に走ってしまって。気づいたら100キロ近くになっていました。
――周りの反応はいかがでしたか。
ゆりん 20歳くらいの時に久しぶりに男友達と会うことになって、楽しみに待ち合わせ場所に行ったんです。
そしたら彼が私の目の前を素通りして。体重も2倍近くになったので、気づかれなくても当然だと思って声をかけたら、「え?」ってめちゃくちゃ嫌な顔をされたんです。そのまま居酒屋に行ったんですけど、ずっと体型のことを言われて。
――具体的にどんなことを?
ゆりん 「なんでそんな太っちゃったの?」「あんなに可愛かったのにもったいない」「デブ専の彼氏に太らされた?」とか。そういう言葉を言われてキツくて、早々に解散しました。
「体重10キロは“誤差”ですね」
――ゆりんさん自身は当時の体型にコンプレックスはあったのでしょうか。
ゆりん ありました。どんどん太っていく自分の姿を見て嫌だなって思いましたし、痩せたいとも思ったんですけど、ダイエットしていた頃が一番辛くて。どうしてもその頃の気持ちがフラッシュバックして、あんな気持ちになるくらいだったら今のままでいいやって思っていました。
――食べる量はどのくらいだったのでしょうか。
ゆりん 1食分の量はそんなに多くないと思います。ただ、間食が多くて。1日に何回も食事を取るので、総量は多いですね。ご飯はお米だったら2合は食べています。パンや麺類、ジャンクフードなども好きです。太っている=ジャンクフードばかりなイメージがあると思いますが、私は野菜やヘルシーな食べ物も好きです。
「体重が2キロ減った」とかってみんな言いますけど、私の中では体重10キロまでは“誤差”ですね。体重に10キロ以上の変化があったら、少し食べる量を減らしたりしています。