――運動はしていますか。
ゆりん していないですね。前にイベントでジャンプしたことがあって、その時に膝を壊してしまって。先生からジャンプは絶対にしないでくださいって言われました。
運動すると体のいろんなところに影響があるので、なるべく動かないようにしています。200メートルとかの移動でもタクシーを使っていますね。運転手さんとかに「歩いた方が近いよ?」って言われるんですけど、歩くスピードも遅いので。
「もっと太って」という言葉が意外にメンタルにくる
――現在の体重になって周囲の反応はいかがでしたか?
ゆりん 全然会っていなかった友達からは驚かれたり、「どうしたの?」って心配されたりとか。あと町を歩いていて知らない人から「巨漢がいる」って言われたり。
SNSでは、「デブすぎる」「もっと痩せろ」と言われることもありますが、基本的には温かい声をかけてくださる方が多いです。ただ「もっと太って」って言われることがあるんですけど、その言葉が意外にメンタルにくるというか。
太るのって大変だし、やっぱりこの活動しているから太り続けなきゃいけないっていうプレッシャーも結構あるんです。健康にも影響あるので、軽々しく言わないでほしいなって思います。太ってないと自分に価値がないのかなと思って落ち込んでしまうこともあったので。
「デブカリ」での依頼
――ゆりんさんは100キロ以上の人を借りるサービス「デブカリ」に登録されています。登録したきっかけは?
ゆりん ネットでそういうサービスがあることを知って応募しました。100キロ以上の人しか登録できないんですが、私の場合、200キロあるので、逆に太りすぎてダメなのかなって心配で。でも、すんなりと登録できて、今ではいろんな方から依頼を受けています。登録料が5000円だったんですが、時給が2000円なので、2件依頼を受けたら元が取れる感じです。
――今までどんな依頼がありましたか。
ゆりん 基本的に一緒にご飯を食べる依頼が多いです。私が食べてる姿をみたいみたいで。ただ、私、大食いではないんですよ(笑)。一度の食事量は一般の方とほぼ変わらないので、「意外と食べないんだね」って言われることもありました。東京だけじゃなく地方に遠征したこともありますね。
あと温泉に一緒に行ってほしいとか。ドライブで温泉まで行って、それぞれ入浴して帰ったり。
基本的には私は一対一のデートの依頼が多いですね。男性の方が多いですが、女性も結構依頼してくれています。
「一緒に映画を見に行きたい」という依頼もありました。映画館のシートには収まらないので、ソファー席で見ています。リピーターの方も多くて、地方の方が何度も東京にきてくれたりします。