――お会いした方はどんな反応をされますか。
ゆりん 芸能人にあったみたいに驚く方が多いです。SNSで見てたけど、本当に大きいんだねって。
――「デブカリ」での活動をしてみて心境の変化はありますか。
ゆりん 世間一般的に太ってる=駄目とか醜いみたいなイメージがあると思うんですけど、ここに依頼してくださる方は私のことを必要と感じてくれているので、こんな自分でも需要あるんだって嬉しくなりました。外に出る機会も増えたので、すごくありがたいです。
「おおらか」とか「ふくよか」と表現してほしい
――「デブカリ」でも「デブ」と呼称していますが、そう呼ばれることはどう感じていますか。
ゆりん 正直あまり好きじゃないですね。なんとなく悪口っぽい感じもしますし。あまり簡単に使ってほしくないなと思います。例えば「おおらか」とか「ふくよか」とか。「ぽっちゃり」の域は超えてると思うんですけど、別の表現の方がいいなと思います。
――体重で悩んでる方に何かアドバイスはありますか。
ゆりん ダイエットしていた頃って思い出したくもないくらい辛い期間だったんです。周りの目を気にして、無理に食事制限をして、全く幸せじゃなかったなって。女性は痩せていないと幸せになれないみたいな風潮や広告がありますが、私は今の方が幸せだって思います。
昔は引きこもりで、不登校だったんですけど、36歳になった今、堂々と活動できているし、自分の体型をコンプレックスに思うこともなくなりました。今悩んでいる方も、私をみて「こんな人もいるんだ」って思ってくれたら嬉しいです。
ただ健康面の心配もあるので、今後はもう少し痩せられたらと思いますね。
写真=榎本麻美/文藝春秋
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