かつてご自分の短所を「人見知り」としていた愛子さま。日本赤十字社の勤務のご様子からは、周囲と自然に会話を楽しまれていることがうかがえるようになった。23歳の誕生日を迎えられた12月1日には、退勤後の愛子さまに、両陛下からのプレゼントとメッセージが贈られたという。


 12月1日、天皇皇后両陛下の長女・愛子内親王殿下が23歳の誕生日を迎えられた。

上皇后さまの90歳(卒寿)の誕生日を祝うため、仙洞御所に入られる愛子さま(時事通信フォト)

 その日の夜は、両陛下からお祝いのメッセージカードがプレゼントの品と一緒に贈られたそうだ。

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 愛子さまは、この日、勤務先の日本赤十字社(本社・港区)から帰宅なさると、昨年とは違って白のリボンがかけられたプレゼントの蓋を、そっと開けられたという。

12月1日、23歳を迎えた愛子さま。タートルネックにブルーグレーのジレを合わせて(宮内庁提供)

 白いリボンは、女性の健康や権利の大切さを伝える国際的なシンボルマークでもある。ご自分を大切にしながら歩いて行って欲しいという両陛下の願いが込められているのかもしれない。

 添えられたカードには、両陛下からの温かいお祝いと励ましの言葉が綴られていたという。

雅子さまの祖母、江頭寿々子さんの言葉

 愛子さまの“精神的な癒し”の一つになっていると思われるのが、ユーモアのある生活だ。それは、両陛下がご一家の会話の中にユーモアを交えることで、家族に笑顔が生まれることを意識なさっているからだといわれる。

 陛下は皇太子時代の幼い頃からナゾナゾがお得意だった。当時の職員は、「殿下は本に載っているナゾナゾを覚えておられて、出すのも答えられるのもお得意でした。次第にご自分でもナゾナゾをお考えになるようになって、東宮職にも出されることがありました。その場に笑いが満ち溢れて、とても和やかな雰囲気でした」と語っていた。

 昨年6月、陛下がインドネシアを訪問された際にも、ユーモアを発揮された場面があった。日本語を学び、日本に留学経験もある私立ダルマ・プルサダ大学の学生たちと交流されたときに、日本のアニメが好きだという学生に陛下がアニメのタイトルを質問された。