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初めての地方単独公務で訪れた佐賀県で体験された、手すき和紙を手に持つ愛子さま(宮内庁提供)

 実は愛子さまは、学習院大学文学部日本語日本文学科に入学してからは、その努力を発揮なさっていた。通学はコロナ禍でままならなかったが、リモート授業や通学なさった時にはご自分から積極的に発言をしたり、お友だちに声を掛けたりしていたそうだ。

 ご学友だった一人も「愛子さまはご自分から良くお話しになりますよ。どちらかというとお話がお好きなんだと思います。私たちが緊張していると思ってくださっていることもあって、会話をしながら楽しませようとしてくださいました」と話す。

 愛子さまは今年4月から社会人となって、仕事と公務の両立をなさっている。ユーモアを交えた会話にも磨きがかかって、より自然な雰囲気を作りだされているようだ。

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 日赤はフレックス制度を導入しているが、愛子さまは公務のある日以外は、ほぼ毎日出社なさっている。残業も厭わないそうで、御所に帰られてからも仕事を続ける日もあるという。

 日赤では同期入社の社員とランチをなさることもあれば、業務の確認を丹念にするなど会話も積極的だそうだ。短所であるという「人見知り」を克服なさろうという様子が、垣間見えるかのようだった。

 両陛下からの白いリボンに込められた健康とお立場の務めへの願いを胸に、愛子さまはしっかりと歩んで行かれるのであろう。