1ページ目から読む
4/4ページ目
新潟県にある「佐渡島の金山」のユネスコ世界遺産登録の取り消しのための運動が、韓国で展開される可能性もある。
「佐渡島の金山」ではかつて朝鮮半島出身者が働いていたことから、韓国政府は「強制労働被害の現場だ」として世界遺産登録の方針に反発していた。だが、今年7月に韓国政府が合意したことが明らかになると、『民主党』は「合意を撤回せよ」という決議案を国会で可決させた。10月には、李代表がかつて知事を務めていた京畿道議会の民主党議員らによる抗議運動が佐渡市で行われた。
李代表が大統領になれば、韓国国会で170議席近くを占めている『民主党』となんらかの反日法案を作り、韓国人の反日感情を刺激するかもしれない。
弾劾審議の結果が先か、李代表の判決が先か
現在の状況で、李代表の大統領当選を阻止する方法は、次期大統領選挙前に李代表の公職選挙法違反に対する最終審議判決が出る道だけだ。李代表は前回の大統領選挙の過程で虚偽の発言をしたとして公職選挙法違反の罪に問われており、今年11月の1審で「懲役1年と執行猶予2年」の有罪判決を受けた。この判決が終審で確定すれば、李代表は今後10年間、被選挙権が剥奪され、次期大統領選挙への出馬が不可能になる。
最高裁は6ヵ月以内に終審を出さなければならず、来年5月頃には終審が出る可能性がある。もし、来年2月とみられる2審でも有罪判決が維持されれば、終審で覆る確率はほとんどない。
尹大統領がもし国会で弾劾されても、弾劾審議には2〜3ヵ月の時間を要する。弾劾審議の結果が先か、李代表の裁判の終審が先か。それによって、韓国の運命が決まるだろう。