「踊る大捜査線」シリーズの新作が、待望の織田裕二主演で2026年に復活することが発表された。『踊る~』ファンからは織田裕二の復帰を祝うと同時に、深津絵里(51)への待望論もあふれた。

 深津演じる湾岸署の女性刑事・恩田すみれは第1作から登場している本作のヒロインだが、2012年公開の『踊る大捜査線 THE FINAL』で生死不明となり、2024年公開の『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』には登場しなかった。それでも『生き続ける者』では劇中で言及され、「復帰への前フリでは」と待望論が再燃していた。

深津絵里 ©AFLO

 深津は1973年1月11日生まれ、大分県大分市出身。13歳でミス原宿グランプリで優勝したことをきっかけに芸能界デビューしたが、ブレイクは15歳の時。JR東海の「クリスマス・エクスプレス88」のCMに大抜擢され、ショートカットで夜のホームで恋人を待つ初々しいキュートさで一躍全国区の人気者に。

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「踊る」では織田演じる主人公と早々に恋仲になる予定だったが…

 初期は深津絵里、高原里絵という2つの名義を使い分けていたが、まもなく深津絵里に統一した。

 15歳でドラマ初出演、17歳で『パラダイスにっぽん』(90年)に初主演。その後も順調にキャリアを重ねたが、23歳で運命の作品、『踊る大捜査線』(97年)に出会うことになる。

©時事通信社

 警察を舞台とした“刑事モノ”ではあるがアクションではなく職業ドラマとして描かれた本作は、実はファースト・シーズンこそ視聴率的にふるわなかったが、2回のスペシャルを経て映画が特大ヒット。

 ヒロインを演じた深津も国民の顔となった。当初は織田演じる主人公・青島俊作と早々に恋仲になる予定だったが、2人をつかずはなれずのバディ役に設定したことが功を奏した。

 映画第2作『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03年)は興行収入173.5億円を記録し、今でも実写邦画の歴代1位の座を守っている。