――キャプテンになるまでには、どういったやり取りがあったんですか?
古川 小指徹監督(東京農業大)に、声をかけていただきました。チームの中で、僕が最年長の29歳、その下が22歳なので、7歳も差があって(笑)。19歳~22歳の集団の中で、29歳がキャプテンをするということに対する迷いもありましたし、僕はもともとキャプテン気質でもなく、これまでリーダーになることを避けてきたので、相談してもらった時は悩みました。
でもよく考えると、学生連合チームに強くあってほしいという気持ちは、人一倍あるなと気づいたんです。
僕はこれまでに2度、東京大学大学院に入学した年の第98回大会(2022年)、2年次の99回大会(2023年)でも学生連合チームの16人に選出されました。どちらも本選出場の10人には入れず、応援する側に回ったのですが、特に99回大会のチームは本当に強くて、わくわくしながら本選を見ていました。しかし結果としては、予選会に比べて思ったように振るわず、歯がゆいような気持ちでした。
昨年の100回大会では学生連合チームそのものが組織されず、チームそのものが存続の危機にあると言われています。いろいろな議論がありますが、そのひとつに「学生連合チームの弱さ」が挙げられることが多くて……そういった声を払拭するためにも、学生連合チームは強くありたいという思いがあるんです。
選抜方法がおもしろい!
――今年のチームの調子はいかがですか?
古川 12月初週に、2泊3日の合宿を行いました。この後も、合同練習会をする予定です。2022年、23年の時はコロナ禍の影響もあり、特に2023年は合同で練習をする機会もありませんでした。寂しい思いをしましたので、今回は嬉しいですね。
今年は、本選出場への選考方法も、監督たちが練ってくれました。10人を選ぶ方法はその年の監督にゆだねられているのですが、僕が経験した2回はどちらも、予選会の成績で上から順番に採用される方式でした。
今回は3段階の評価方式によって、選考されることになっています。