志村けんや上島竜兵との思い出を吐露したり、安達祐実・倉科カナ主演の『三日月とネコ』や中沢元紀主演の『ファストブレイク』に出演し、健在を示した女優・川上麻衣子（58）。
川上は1966年2月5日、スウェーデン・ストックホルム生まれ。インテリアデザイナーだった両親の仕事の関係で、子どもの頃から日本とスウェーデンを往復する日々を送っていた。
玉川学園中等部在学中だった14歳の時にドラマ『人間模様 絆』（NHK）で女優デビューし、同時期に『3年B組金八先生』の第2シリーズにも優等生の役で出演して一躍全国区に。当時の忙しさと人気ぶりについて、本人は後にこう語っている。
「人気も含めていつも非常事態のようでしたね。当時のTBS入り口ギリギリまで人が入れたので、ものすごい人が集まっていました。私たちは動物園のサル状態。今なら規制がありますが、あの頃は夜中の1時入りの撮影が当たり前にあったりしましたし。眠かったですね」（webマガジン「frag lab（フレグラボ）」インタビューより）
「川上の父親は娘のヌードに怒るどころか写真の出来栄えに感激し…」
15歳で市川崑監督の映画『幸福』（81年）にも出演し、アイドル歌手としても「白夜の世代」をリリースするなど、とんとん拍子にブレイクしていった。
世間を驚かせたのは、17歳にして篠山紀信撮影の写真集「暑い国 夢の国 生まれた国」（小学館）で披露した初ヌードだった。
当初は篠山から雑誌のグラビアを依頼されたが、撮影中に「掲載するしないは別として撮るだけ撮っておこう」と提案されヌードも撮影。後日、両親も交えて撮影した写真の発表会が行われたが、川上の父親は娘のヌードに怒るどころか写真の出来栄えに感激し、雑誌でのヌード掲載および写真集の発売が決まったという。
この「暑い国～」はタイトルどおり生まれ故郷のスウェーデンでも撮影が行われ、大自然や民家の前で一糸まとわぬ姿をさらしている。ヘアヌード解禁前の時代だったが、全裸で川で水遊びに興じたり、赤い民族衣装や白いショーツ1枚でバストをあらわにした写真が多数ある。張りのあるバストは17歳の肉体の力を感じさせる。
