兵庫県議会に設置された百条委員会では、一連の斎藤知事の疑惑に関する審議が今なお続いている。
「下馬評を覆して再選を果たし、禊が済んだかに見える斎藤知事ですが、亡くなった元局長の告発文をめぐる県当局の対応が正当だったのかに関していまだ追及が続いています」(県政担当記者)
県の要職にあった人物にも次々と証人尋問が行われている。
「知事の側近として権勢をふるった“牛タン倶楽部”の面々もその例外ではありません。ですが、知事と元幹部らの間で証言が食い違うなど、真相解明にはまだまだ時間がかかりそうです」(同前)
そんな最中、意気軒高なのが斎藤知事の側近中の側近だった片山安孝元副知事だという。暮れも迫った昨年12月25日に開かれた百条委員会に出席した片山氏は、自身に関する報道が偏向しているなどと主張し大いに気を吐いた。
「『知事や副知事が悪いという前提に立った報道ばかりだ』とメディアを猛批判したかと思えば、『BPOに申し立てる』と攻撃的な姿勢も見せていました」(社会部記者)