幼い頃から、言いたいことが言えないシャイな性格のさとこ。結婚・出産を経て「人並みの幸せ」を手に入れたと思ったら、夫から苦手な義母との同居を提案される。不安を抱えながらの新生活は一体どうなってしまうのか――。
『義母との戦いで得たもの』(人間まお著、KADOKAWA)は、義母からどんな仕打ちを受けても「嫌われたくない」と我慢し続ける嫁・さとこが、ついに反撃に出るまでを描いた実話コミック作品である。
義母に言い返せない主人公に共感が集まった
さとこが義母を苦手だと感じたのは、新婚当初からだ。部屋の隅々まで舐めまわすようにチェックされ、無遠慮に寝室にまで踏み込まれた。同居が始まってからは、義母の態度はさらにエスカレートしていき、さとこは追い込まれていく。
WEB連載を書籍化したという本書だが、連載開始から瞬く間に人気が出て、多くの反響が集まったという。
「幼い頃から引っ込み思案で、義母に言い返せない主人公のさとこに共感が集まりました。あとは身勝手にふるまう義母に対する怒りの声が多かったです。3か月ほどで累計2000万PVを超えました」(担当編集者の岡山さん)