大学の卒業式で飛び出した衝撃の一言

 次第に大木とは疎遠になったというこの友人だが、卒業式で久しぶりに再会した。すると大木の口から思いがけない言葉が飛び出したという。

「卒業式の日、いつも大木君がピアノを披露してくれていた思い出の場所で、2人で話したんです。大木君は、卒業式だったのにスーツじゃなく普段着で大学に来ていたので、話を聞いてみると大学を中退するということでした。さらに驚いたことに大木君は、『暴力団に入る』と言うんです。突然なこともあり、そんなイメージもなかったので、本当なのか信じられませんでしたが、本人はそう説明していた。その数か月後にも連絡を取る機会があり、その際には風俗だかキャバクラの給料の計算をしていると話していました」(同前)

遺体発見現場となった山の中にある廃屋 ©︎文藝春秋

 これを最後に、友人は大木と連絡を取っていないという。真面目な音楽青年は、なぜかくも凄惨な事件を引き起こすに至ったのか。

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