第1話から第3話まで12.2%、11.2%、11.3%と、世帯平均で二桁視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)をキープしている日曜劇場『御上先生』(TBS系)。このご時世にリアルタイムで観たいと思わせる吸引力があり、ドラマファンを惹き付けている話題作です。

 東大卒のエリート文科省官僚で、私立高校に教師として派遣された主人公を松坂桃李さんが演じていますが、そんな本作でキーパーソンとなる役どころを担っているのが常盤貴子さん。

常盤貴子 ©時事通信社

 常盤さんが演じているのは主人公が赴任した高校の元教師。同僚教師とホテルに入る不倫現場を生徒の校内新聞にスクープされて退職することになり、さらに娘が殺人事件を起こして逮捕されてしまうという難役です。

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 そのスキャンダルが本当にただの男女の浮気だったのか、娘がどうして人を殺すことになったのかなど、まだまだ秘密が隠されており、物語の核にかかわってくるキャラクターとなっています。

常盤貴子演じる冴島悠子(TBS『御上先生』公式HPより)

「日曜劇場」恋愛ドラマの金字塔に主演

 今回の日曜劇場ではバイプレイヤーとして出演していますが、常盤さんと日曜劇場には浅からぬ縁があります。

 6年前に日曜劇場で放送された『THE GOOD WIFE / グッドワイフ』(2019年/TBS系)では主人公の弁護士を演じていました。

 また、なにより彼女の代表作のひとつであり、木村拓哉さんとダブル主演した『Beautiful Life ~ふたりでいた日々~』(2000年/TBS系)も日曜劇場作品だったのです。『Beautiful Life』は最終回で最高視聴率41.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)という驚異的な数字を叩き出し、いまなお恋愛ドラマの金字塔として語りつがれる名作となっているのはご存知のとおり。

 ほかにも『カバチタレ!』(2001年/フジテレビ系)、『ロング・ラブレター~漂流教室』(2002年/フジテレビ系)といったスマッシュヒット作がありますが、大ブレイクのきっかけとなったのは豊川悦司さんとダブル主演した『愛していると言ってくれ』(1995年/TBS系)。