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恋人たちに課した“7カ条のルール”
(1)電話は3コール以内に出ること
(2)メールは3分以内に返信すること
(3)親以外の人間の連絡先は携帯から削除する
(4)外出したら、その場から写メで報告する
(5)翌日の行動は前日までに報告しなければならない
(6)親との電話は目の前でする。メールは内容を確認させ、終わったら削除する
(7)男の注目を浴びるような派手な服は着ない
これらのルールを守らないと、「お前が悪いんじゃけ!」と激怒し、殴る蹴るの暴行を加えるのだ。
それでも妻は大岩の不遇な生い立ちなどに同情し、「温かい家庭を作れば、この人も変わるはず」と信じて、血まみれになるほどの暴力を受けながら、警察に訴えることなく、ひたすらガマンして生活していた。
それから1年後、妻は長男を妊娠した。妻は喜んでいたが、思うようにセックスできなくなった大岩は、新たに別のパチンコ店で働いていたシングルマザーのB子さん(25)と知り合い、不倫関係になった。「オレもバツイチだ」と騙って取り込み、B子さんの子どもをかわいがるなどして信用を得た大岩は、相手の家族にも気に入られ、妻に離婚話を切り出した。
「オレは自分の感情が押さえられない。このままいくと、お前を殺してしまうかもしれない。別れてくれ」
「子供もできたのに、そんなこと言わんといてよ!」
離婚を拒絶する妻とは、単なる“同居人”のような関係になり、頻繁に外泊を繰り返しては、B子さんとセックスを繰り返した。
