国内最大の自動車レース「SUPER GT」のレースクイーンや格闘技団体「RISE」のラウンドガールとして活動する真木しおりさん(24)は、平日は10トントラックを運転するトラックドライバーとして働いているという。芸能活動と運送業という二足のわらじを履く真木さんの独特な生活スタイルと、その背景に迫った。

真木しおりさん 本人インスタグラムより

「トラックの中って、ほんま自由なんですよ」

 真木さんがトラックドライバーとしての仕事を始めたのは20歳の時だった。芸能の仕事と両立できる仕事を探していた彼女は、実家の運送会社で働くことを選んだ。現在は10トントラックを運転し、1日6~8時間ほど運転しているという。

「朝の3時に起きて、3時半に家を出て、『平』(荷台に屋根のないトラック)で東大阪の奥まで行って、荷物を降ろします。その後、車庫に戻って次に『箱』(荷台に屋根のあるトラック)に乗り換えて、大阪から三重まで運びます」

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 トラックドライバーの仕事について、真木さんは意外な魅力を語った。

「トラックの中って、ほんま自由なんですよ。スピーカーフォンで電話もできるし、好きな音楽はかけていいし。私はTikTokで最近流行ってるやつをかけて、熱唱してます(笑)」

 一方で、大型車を運転する責任の重さも感じているという。

「トラックってある意味凶器じゃないですか? ちょっと当たっただけでも大事故になりかねないですし。だから運転中はずっと気を張ってますし、帰ってきた後はめっちゃ力抜けます」

真木しおりさん ©文藝春秋/橋本篤

 レースクイーンやラウンドガールとしての活動も、真木さんにとって重要な仕事だ。中学生の頃からラウンドガールとしてデビューし、17歳の頃からレースクイーンとしても活動している。一方で真木さんは「レースクイーンって皆さんの見ているイメージより結構体力的にハードなんですよ」と華やかさの裏に隠された苦労も明かす。

「でも生で見るレースの迫力やチームの皆さんと喜びあったりする一体感、ファンの方々との出会いがいっぱいあって交流もできたり、レースクイーンのみんなで談笑したり、終わってから温泉に行ったり。そういう全部含めてすごく楽しいですし、やりがいがあります」

 将来の目標について尋ねると、真木さんは笑顔混じりにこう話した。

「お芝居とかバラエティー番組にも出たくて。再現VTRに出たいんですよ。きつい役とかやりたいですね、主人公をいびる役とか」

 一方で「トラック関連のお仕事もぜひしたいです」と、現在の仕事を活かした新たな挑戦にも意欲を見せた。

 トラックドライバーとレースクイーン/ラウンドガールという一見かけ離れた2つの顔を持つ真木しおりさん。その独特な生き方は、既存の枠にとらわれない新しいキャリアの形を示している。今後の活躍にも注目が集まりそうだ。

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 このインタビューの全文は、「『朝は3時起き』『すっぴん作業着で乗ってます』レースクイーンで現役トラックドライバーの真木しおり(24)が語る“二足のわらじ”生活の実態」、「15歳でラウンドガールデビュー→17歳でレースクイーン→10トントラックの運転手に…真木しおり(24)が明かす“波乱万丈”人生」または、以下のリンクからお読みいただけます。

「朝は3時起き」「すっぴん作業着で乗ってます」レースクイーンで現役トラックドライバーの真木しおり(24)が語る“二足のわらじ”生活の実態

 

10トントラックを運転するトラックドライバーとしての真木しおりさんの“意外な素顔”に迫った。

 

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15歳でラウンドガールデビュー→17歳でレースクイーン→10トントラックの運転手に…真木しおり(24)が明かす“波乱万丈”人生

 

ラウンドガールやレースクイーンの魅力、さらに今後の活動について真木しおりさんに語ってもらった。

 

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