国内最大の自動車レース「SUPER GT」の名門チーム「ARTA」のレースクイーンや格闘技団体「RISE」のラウンドガールとして活動するタレントの真木しおりさん(24)。煌びやかな世界に身を置く彼女だが、実は平日は10トントラックを運転するトラックドライバーの顔を持つ。なぜ彼女は運送業とレースクイーンという二足の草鞋を履くことになったのか。話を聞いた。(全2回の1回目/続きを読む)
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なぜトラックのドライバーを始めたのか
ーー真木さんはお生まれはどちらですか。
真木しおりさん(以下、真木) 大阪の南の方です。ヤンチャな地域ってよく言われますけど、そんなことないですよ(笑)。
ーー真木さんはお父さんが運送会社を経営されているんですよね。
真木 お父さんが運送会社をしていて、お母さんもその会社を手伝っています。お母さんも私が保育園の頃まではミキサーに乗っていました。保育園の迎えもお父さんのトラックでした。熱が出たときに、お母さんがミキサーで来たときもあります。
ーー大型車界のサラブレッドですね(笑)。現在はレースクイーン、ラウンドガールとしても活動する真木さんですが、なぜトラックのドライバーを始めることに?
真木 芸能の仕事をしながらできる仕事って限られるじゃないですか。家の仕事が一番融通が利くので、それしかないなって思って20歳のときに始めました。もともと18歳で免許を取るときに普通免許じゃなく準中型免許を取っていたんです。
最初は大阪の堺から堺の4往復みたいな感じで、近い距離から始めました。1回トラックから離れてゴルフのキャディとして働いたこともあったんですけど、大型免許をとれる21歳になったので大型免許をとって、トラックドライバーに戻りました。
ーー今はどんな車種に乗っているんですか。
真木 今乗っているのはUDトラックスの10トントラックです。大型車は運転してもすごく見晴らしがいいですし、こんな大きな車を運転しているっていう爽快感があります。あとミラーがすごい出ているので、普通の感覚で運転してたらすぐ電柱に当たります、絶対。実際こすったり当たったりもあります(苦笑)。