国内最大の自動車レース「SUPER GT」の名門チーム「ARTA」のレースクイーンや格闘技団体「RISE」のラウンドガールとして活動するタレントの真木しおりさん(24)。

 煌びやかな世界に身を置く彼女だが、実は平日は10トントラックを運転するトラックドライバーの顔を持つ。そんな一風変わった経歴を歩む真木さんだが、ラウンドガールデビューも中学生の頃と早い。ラウンドガールやレースクイーンの魅力、さらに今後の夢を聞いた。(全2回の2回目/最初から読む)

真木しおりさん ©文藝春秋/橋本篤

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15歳でラウンドガールデビュー

ーー真木さんご自身のこともお聞きしたいんですが、小さい頃はどんな子だったんですか。

真木しおりさん(以下、真木) めちゃくちゃ人見知りやったとは言われます。ずっとお母さんにくっついていて、人と喋る時も笑顔とかもなく、ふてこい(ふてぶてしい)子みたいな(笑)。お母さんは割と芸能の仕事に積極的な感じで、何も知らずに雑誌の撮影に行ってました。小さい子供の時から芸能活動はしてて、将来の夢にも「モデル」って書いてました。

 今でも覚えてるんですけど、小学生の時に子供3人での撮影やったんですけど、むっちゃ寒くて。「なんで、こんな寒いとこにいなあかんの」って、お母さんのことめっちゃ睨んでたのは覚えてます(笑)。

ーーその後も芸能活動を続けられて、中学生だった15歳の時にラウンドガールとしてデビューしますね。

真木 お母さんの知り合いから「やってみる?」と誘われて、やりました。当時、ナイスバディやったんですよ、私。今より10キロぐらい細くて。だから、すごく評判がよくて、楽しかったです。

ーー地元の団体ってことですが、同級生にはバレなかったんですか。

真木 いや、結構みんな知ってました。初めて会う人にも「ラウンドガールやってたな」と言われたり。地元の団体だから、歳の近い子も見に来るので。

©文藝春秋/橋本篤

ーーラウンドガールということは、そこそこ露出はあるわけですよね。

真木 露出はラウンドガールもレースクイーンも同じぐらいです。今のレースクイーンの衣装くらいはありましたね。でも恥ずかしさはなかったです。ラウンドガールの衣装ってめっちゃスタイルがよく見えるから「こんな服着れんねや」って逆に嬉しかったです。もともとラウンドガールとかレースクイーンの仕事がしたかったので。

 その地元の団体でラウンドガールをやっていたことで、その後は違う団体の格闘技のラウンドガールに声をかけてもらうようになりました。