「レースクイーンって体力的にハードなんです」

ーーレースクイーンはいつ頃から始めたんですか。

真木 17歳の頃です。高校に行きながら「スーパー耐久」や「SUPER GT」のレースクイーンをしてました。レースクイーンは目標ではあったんですけど、やってみると当時はまだ子供だったので、ちょっと「思ってたんと違う」ということもあって。

 レースクイーンって皆さんの見ているイメージより結構体力的にハードなんですよ。もちろん立っている時間も長いですし、ヒールが高いから歩くのも大変。足も痛くなりますし。夏は太陽のアスファルトからの照り返しで暑いし、冬はサーキットは山にあることが多いのでめっちゃ寒いし過酷です。昨年は初めて熱中症にもなりました。

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本人インスタグラムより

 でも生で見るレースの迫力やチームの皆さんと喜びあったりする一体感、ファンの方々との出会いがいっぱいあって交流もできたり、レースクイーンのみんなで談笑したり、終わってから温泉に行ったり。そういう全部含めてすごく楽しいですし、やりがいがあります。

ーー2019年にはオーディションで合格し、K-1のラウンドガールにもなります。

真木 もともと大きい格闘技団体のラウンドガールをするというのが目標で芸能界に入ったので嬉しかったです。初めての大きな格闘技の大会で、お母さんがめっちゃ喜んでました。レースクイーンは見に来たことないんですが、格闘技のラウンドガールのときは見に来てくれて。

 一つの大きな夢が叶ったので「次はRISEのラウンドガールになりたい」と思いました。RISEのラウンドガールって有名なグラビアアイドルやったりレースクイーンやったり、綺麗な人が多いんですよ。2022年にまず受けたんですが、その時は落ちてしまって。そこからは他の団体のラウンドガールはやらず、2024年に再度受けて、合格しました。

本人インスタグラムより

ーーラウンドガールの魅力ってどこですか。

真木 毎年ラウンドガールが発表される時はすごく注目されますし、試合ではちゃんと生で見てもらえるところですね。あと私自身、格闘技観戦自体がすごく好きなんで、会場にいるとめっちゃ楽しいです。「シュッ、シュッ」というパンチの音とかも全部聞こえるので。大会が終わった後にはインスタグラムで第1試合からのレポートを書いてます(笑)。

ーー今後の目標とかはありますか。

真木 色々やりたいことがあります。お芝居とかバラエティー番組にも出たくて。再現VTRに出たいんですよ。きつい役とかやりたいですね、主人公をいびる役とか。

 トラック関連のお仕事もぜひしたいです。全日本トラック協会のCMには1回出演させていただいたんですが、トラックに関することでメディアに出るお仕事が増えたらいいなと思ってます。

©文藝春秋/橋本篤

ーーレースクイーンもやっていますし、真木さんがトレーラーでレースカーを運んでくるとかも面白いですね。

真木 憧れたことはあったんですが、あのトレーラーってまた別の免許がいるんですよ。取ろうと思っていた時期もあったんですけど、実際に乗っている人から「トレーラーはバックが難しい」と聞いて、ちょっと勇気がでないですね。実際、見るとトレーラー部分が嫌な動きをするんですよ。だから何回も切り返してやらなあかんくて。でももし免許を取って、トレーラーに乗れたらYouTubeとかで公開したいですね。