気象庁は3月4日、大雪に関する関東甲信地方気象情報を発表しました。関東甲信地方では、4日夕方から5日朝にかけて、山沿いや山地を中心に大雪となり、平地でも降雪する見込みです。
3月に入り、春の訪れを感じる時もありますが、寒暖の差が激しく油断のできない気候が続いています。#1では暖房機器の節約術を紹介しました。続いて、家電の“やってはいけない”使用方法を例に、寒い日の電気代を安くするさまざまな工夫や知恵をご紹介します。(全2回の2回目/はじめから読む)
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■冷蔵庫
冷蔵庫は24時間365日動いているので、少し使い方を変えるだけでも節電効果が高い家電です。冷却設定を1段階弱くすると年間で約1920円安くなります。冬は部屋も寒くなるので冷蔵庫の設定を「強」から「中」に下げても問題なく食材を冷やすことができます。
たとえばチルド室のお肉などがカチカチに凍ってしまう場合は、設定が強すぎるので「強」を「中」、「中」を「弱」に調整してみることをおすすめします。もちろん節電にもつながります。
ダメなことその1: 冷蔵庫に食品をいっぱい詰め込む
また、冷蔵庫の中身はパンパンにせず風通しをよくしておきましょう。年間で約1360円お得になります。これは夏場によく言われることですが、冬でも室温が暖房で20~25℃ぐらいになっていれば状況は同じです。
冷気は冷蔵庫の中央奥から出てくるので、食品にまんべんなく行き渡るよう、占有率は80%ほどにします。冷蔵庫を開けた時に、冷蔵庫の奥が見える程度にしておきましょう。
できるだけ冷蔵庫を開ける回数を少なくすると節電できます。1日に25回開閉した場合、8回に減らすと、年間で約320円電気代が安くなります。
開けている時間を短くすると節電できます。1回の開閉時間が20秒の場合と10秒の場合では、年間で約180円電気代が違います。冷蔵庫の中を整理して、奥まで見渡せるようにすると冷気もよく届き、開閉時間も短くできるのでダブルでおすすめです。


