■トイレ
あまり気にしない人も多いのですが、温水洗浄便座は電力消費が多い家電のひとつ。工夫すると節電できます。
ダメなことその2: 便座のフタを閉めない
フタをすると便座の余熱が逃げにくくなるので節電に。ただ、最近はトイレに入った瞬間に便座を温める瞬間暖房式もあり、こちらはフタをしてもそれほど節電効果はありません。自宅のトイレはどのタイプか、チェックしてみましょう。
便座の温度は通常、「切」と3段階の温度設定ができます。いつもより1段階下げると電気代が年間約710円安くなります。便座と同じで洗浄水の温度をいつもより1段階下げると、年間で約370円電気代がお得です。
温水洗浄便座には2種類あり、1つは家族が5人ほどいるような家庭向けの「貯湯式」です。これは便座横にある貯湯タンクにあらかじめお湯を貯めておくタイプです。温度が安定していますが、常に温かいお湯を用意しているので電気代がかかります。
もう1つは「瞬間式」です。瞬間湯沸かし器のように、お湯が必要なときに瞬間的に沸かすもので2~3人の家族向けです。一瞬でお湯を沸かすので、お湯の温度が安定しませんが、最近は技術の進化でかなり一定の温度を保つことができます。ほとんどの家庭では「貯湯式」より「瞬間式」の方が電気代がお得になるでしょう。
省エネ機能は積極的に使うべき
温水洗浄便座には各社が開発した省エネ機能がついている製品が多くあります。省エネモードにすると、夜間には温水と便座の温度を1段階下げたり、利用が少ない時間は電源を切って待機するなどといった切り替えを自動で行ってくれます。省エネ機能を積極的に使って電気代を安くしましょう。

