「医者との合コンはこの子」通算で1000回以上も合コン…その驚きのスケジュールとは?
――実際に合コンはどのぐらいの頻度で行かれたんですか?
松尾 通算で合コンは1000回以上という感じです。CAの時はフライトもあるので、週1回とか2回でした。同期との合コンだけじゃなくて、先輩から誘われる合コンもあって。CAの世界では先輩から言われたことって「はい」か「イエス」で答えなきゃいけないんですよ。
――拒否権がないんですね(苦笑)。
松尾 私が体調を崩して入退院した後に、ビジネス・ファーストクラスの訓練を受けている時、先輩から「あさってフライトで行けなくなったから、代わりに5対5の合コンをセッティングして」と言われて。でも、無理ですとは言えないので、何とか同期のスケジュールを押さえました。そういうことをやっていくうちに鍛えられていきました。
――それだけのペースでやっていると、もはや部活動に近いですね(笑)。
松尾 CAの合コンって、みんなフライトでスケジュールがバラバラだから、スケジュール調整が一番大変なんです。幹事をずっとやっている中で、私なら楽しい合コンを開いてくれるという話が広まって。
当時はネットもなかったので、みんな1か月間のフライトスケジュールが書かれた紙を私のメールボックスに入れてくるようになりました。
私はそれを見ながら「じゃあ商社の合コンにはこの子」「医者との合コンはこの子」ってパズルみたいに合コンのスケジュールを決めてました。
CAに人気の職業は医者だが、会話がスマートで面白いのは…
――CAにはどの業種の男性が人気なんですか。
松尾 お医者さんは人気ですけど、会話がスマートで面白いのは商社マンでしたね。
――合コン以外にフライト中に連絡先を交換する人もいるんですか。
松尾 基本的に飛行機で連絡先は交換しません。でも1回だけ、国内線でお客様の空いたコップをお下げしたら、コップの中にくしゃくしゃと丸めた紙が入っていたんですよ。
ギャレーに戻って何かなと思って見たら、丸めた千円札だったんですね。それで広げて見てみたら「松尾さん、お疲れ様です。もしよかったらご連絡ください」って連絡先が書いてありました。
すぐに先輩へ報告したら「私は特に関与しません。そこから先はご自身の判断でどうぞ」って言われて。

