1万人のご遺体を見送った経験のある元火葬場職員・下駄華緒さん。各種メディアで火葬場の実態を発信し続けている彼が、火葬場の裏側や仕事の実情を描いたコミックエッセイ『最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常』(竹書房)の第4巻を上梓した。

 ここでは、同作より一部を抜粋して、「納体袋で運ばれてきたご遺体の火葬」について紹介する。(全2回の2回目/1回目から続く)

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最初から読む 「電車事故のご遺体は、バラバラになった身体に小石が混ざっていた」“顔だけ”の遺体を火葬したことも…元火葬場職員が明かす、損傷が激しい遺体を火葬する難しさ