自分ががんになるなんて、全く考えたことなかった

――がんになってから価値観などに変化はありましたか。

山城 自分自身をもっと大事にしようと思いましたね。「SelfLove」って言葉が最近流行っていますが、健診に行くとか、がん保険に入るとか、少しの違和感でも病院に行くとか、そういうのってすごく大切だなと。

 あとは、好きなことを思いっきり楽しんでやろうって思いました。元々好きなことばかりやってきたんですが、自分の死が身近になったことでより強く1秒1秒無駄にしたくないと思って。私生活でも家のインテリアコーディネートが好きなので、そこにお金をかけたり、ホームパーティーをやったり、大好きなワインを飲んだり。

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――後悔しないように好きなことをやった方がいいと。

山城 自分ががんになるなんて全く考えたことなかったんです。がん宣告された時は「5年生存率」とかで検索して、死亡率を見て怖くなって。でも自分の人生を見つめ直すいいきっかけにはなりました。

がんの時も前を向けたのは、ギャルマインドがあったから

――現在はどのような活動をされているのでしょうか。

山城 モデルやったり、週末はDJやったりしています。やりたいことをどんどんやっていく性格なので、今後もキャリアを積んで、自分の強みを増やしていきたいですね。

――ギャルマインドは今でも感じますか。

 

山城 ありますね。負けず嫌いなところとか、常に前を向くところとか。誰かから何か言われても「自分は絶対にやってやるんだ」って強く思えるのはギャルマインドなのかなって思います。

 それこそがんの時も前を向いて頑張れたのは、ギャル時代の明るさがあったからなのかなって。これからもギャルマインドを忘れずにポジティブに楽しんでいきたいですね。

写真=山元茂樹/文藝春秋

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