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「おうちスタイル」に身を包まれて

 汗ばむほどの陽気だったこの日、眞子さまはラフなファッションに身を包まれ、「おうちスタイル」とも言えるようなくつろがれた印象のファッションだった。毛先に少し動きをつけたストレートヘアに、眉を描かれた程度のナチュラルメイク。変装用だったのか、細いフレームのメガネをおかけになっていた。トップスはゆったりとしたネイビーのフレンチスリーブTシャツに、ボトムスはブルーのマキシスカート。グラデーションが美しく、スカートのウエストはゴムで、裾にはゴールドのラインがあしらわれていた。そして足元はダークネイビーの太いヒールサンダル。小さいリュックサックからはサングラスがのぞき、ブラックのキャリーケースを引かれていたという。

新宿駅のロマンスカーカフェ。眞子さまは夕方頃、都内へお帰りになった ©杉山秀樹/文藝春秋

 眞子さま以外のご友人3人は、Tシャツ、ジーンズにスニーカー、ナイロン製の旅行バッグという動きやすいスタイルで、若々しくフレッシュな印象だったが、それに比べて、眞子さまはずいぶんと大人びたアンニュイな雰囲気をかもしだされていた。さらに、お一人だけサンダルをお履きになっていることが、ご友人とのご旅行のためにお履きになるにしては歩きづらいように思え、人目を気にされて屋外で観光をされなかったのだろうか、と少し気がかりに思った。また、2016年10月に東急東横線内で目撃された小室圭さんとのデートのときに身につけられていた右手の指輪は、この日、外されていたようだった。

ブータンご訪問では「ヨシエ・イナバ」や「レリアン」を

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 眞子さまが、ICU時代に知り合われた小室圭さんとのご結婚延期を発表されて、早4カ月が過ぎた。対照的に思い出すのは、NHKのスクープとしてご婚約が報じられた直後の2017年6月、眞子さまお一人でブータン王国を訪問された時のことだ。ブータンの国花「ブルーポピー」に合わせた鮮やかなブルーや、ミントグリーンのスーツなど、色とりどりのお召し物はとても眞子さまにお似合いで、“幸せオーラ”を隠しきれないというご様子の満面の笑みを数多くの場面で拝見した。眞子さまは、公務で“ミセス”向けのブランドの服もお召しになる。眞子さまは骨格がしっかりしていらっしゃるせいか、肩や腕まわりにゆとりのあるデザインの方が、体型が綺麗に見えるともいえるだろう。ブータンでは、ベージュの「ヨシエ・イナバ」のセットアップや、「レリアン」のノースリーブにワイドパンツを着こなされていたのが印象に残っている。エキゾチックな総柄プリントで、涼しげなインディゴブルーが素敵だった。

2017年6月5日、農家を視察された眞子さま ©時事通信社